ずっと・・・
杏side
「アッカ、私、言ってみる。
 あの事。」
「うん。その意気だ!」
よしっ!


「瞬君!あっ・・・あの、えっと、その、あのね私・・・」
私がそう言いかけた時に瞬が、
「寿命もあるんでしょ・・・」
「・・・」
私は、何も言えなかった。
瞬君が言ったことが、私の言いたいことだったから・・
なんで瞬君が知っているのかは私にはわからない。
けど、なんだかすごく胸騒ぎがして落ち着かなかった。
この先私の身に何かが起きると。
何故かそう思ったんだ。
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