Bussiness Trip

「慣れてるんだ」

「えっ?」


『実は、彼氏がいるのか?』

これまで雪乃に男の影を感じたことはなかったが、俺は心がもやもやとした。


「ずいぶん、手慣れてるなあと思って、男の服、脱がすの」

「な、何、言って……変なこと言わないでよ」

雪乃がぱっと俺の体から手を離す。

「脱がせるタイプなんだ」

酔いにまかせて、きわどいセリフをぶつけてみる。
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