Bussiness Trip

起き上がった戸上のランニングからたくましい二の腕が見えて、雪乃が思わず目をそらす。

「ああ、夜中に起きたら、ソファで丸まって寝てただろ。態勢きつそうだったし、風邪ひくと思ったから、ベッドに運んだ」

平然と言ってのける戸上。


「戸上が?」

「俺以外に誰がいるんだよ」

「ど、どうやって?」

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