不良集団に愛されて
ヒナタside
なんか楽しそうだなぁ~
なんて、ボケーっとしてアキトくんたちを見ていたらアキトくんがゆっくりとこっちに振り向いた。
え?あたし見すぎた?
てか今、笑った....
アキトくんはあたしと目が合うと
フッと笑ってくれた。
しかもこんなに長く目があったのはじめてかもしれない。
いつもは恥ずかしくて目逸らしちゃうけど、なんか今はそんなんじゃなくて....
「ねぇ、」
ほんと見てて飽きないなぁ....
「おーい」
やっぱあたしにはアキト....「ヒナタ!」
『はっ、はい?』
「何ボーッとしてんのよバカ。
あっちみてみ?ほら」
ルナにそう言われたのでアキトくんたちの方を見てみたら....
おお? おおおおお?
ものすごい勢いでマサキくんがこっちに手を振っていた。