不良集団に愛されて
ヤバイ。すごいドキドキする
まさかこんな近くで会えるなんて思ってなかったし、夢みたいだ。
あたしは恐る恐るマサキくんに話しかけた。
『何ですか?』
あたしの右側にはアキトくん
左側には、ユーヤくん
二人とも背が高くて、ちっこいあたしは挟まれているみたい。
でも、アキトくんの隣に立って居られるだけで幸せかも....へへ ( 笑 )
「そんな恐がんなくていいって!
あのさぁこれから昼一緒に食べねぇ?」
マサキくんの言った言葉に驚いた
え?ヒルイッショニタベネェ?
…えー?!
すっごい嬉しいけど、でも
『なんであたしと?』
「一緒に食いたいから!」
マサキくんは、ニッと愛嬌のある八重歯を見せて笑った。
一緒に食べたい、かぁ
アキトくんにも言われてみたいなぁ、なんてね。