大好き…でした。

練習終わりに先輩に呼び出された。
行ってみるといたのは、昴。


「お疲れ〜」

「お疲れさまです。」

「あのさ、難波ちゃんってモテるでしょ?」

「え?」

「いや、モテモテでしょ?」

「そんなことないです。」

「じゃあ、好きな人とかいる?」

「いません。」

「そっか…。」


もぅ何?
私、早く帰りたいんだけど…?


「好きなんだ…よね…。」

「え?」



「いや!
なんでもない!
じゃ、じゃあね! お疲れっ!」


そう言って昴は走って帰っていった。


何なんだろ…?

そう思いながら私も下校した。

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