隣のサンタさん。
麗華は、私のほうに向かって来てくれる。

「どう?少しはよくなった?」

「うん。」

顔の腫れも引いてきたし、鼻血もなんとか大丈夫。
次は練習出られるかな、って言いながら私は立ち上がる。

「そっか。よかった!水飲みいこー」
「うん、そうだね!」

それから、練習を最後まで終わらせて、解散。

「さようなら~」
「バイバーイ」
「お疲れー!」

そんな声が飛び交う。

私と麗華は家が比較的近いため、ほとんど一緒に帰る。
麗華は彼氏がいるから、違うこともあるけど…。

校門を出る。

…さむ!!

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