大好きだったよ、ありがとう

さて、着替えてこよっかな…

瑠「くぅ」

空「行こっか」

瑠「ん」

あたし達は主語なしで理解しあえる。

くぅや直兄、優兄、星兄はあたしの良き理解者だ。

あたしはまだ里夢さんと燈也さんをお母さんとお父さんとして接することが出来ないでいる。

理由は簡単だ。

大人は怖い。

それはあたしの経験から学んだことだ。

頭では里夢さんも燈也さんも良い人だとわかっているのに、信じきれない。

あたしは信用した人以外には表情を見せない。

< 12 / 13 >

この作品をシェア

pagetop