君と私の愛々傘。【短】
「ー…っぁ、はぁっー」


全速力で走ったからか、ひどい息切れになった。


「っ!?」


下駄箱のすぐ前の大きな木に。


創ちゃんがもたれ掛かるようにして立っていた。


右手には、紺色の傘を持って。 
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