人魚姫の罪
「なぁ。」
「ん?」
「今日、どこ行くわけ?」
ぴたっと、おにぎりを持つ晋也の手が止まった。
「しんゃ「んまぁ!な!あれだよ!」
焦り出す晋也。
「女遊びはしねーからな?」
そう俺がいうと晋也は硬直した。
「いや、女遊びってか…キャバクラ?」
「キャバクラだぁぁ!?」
俺の声が食堂にこだまし、またシーンとなる。
「声でかい。」「いやキャバクラは…!」
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