君がサヨナラと言ったから(短編)
一通り動物園を回るとすっかり外は暗くなっていた
最後に動物園の中にある小さな遊園地ね観覧車に乗った
「幸君、綺麗だね…」
ロマンチックな雰囲気の雪乃にたいして笑いが止まらない俺
「クク…ク…」
どこからどうみても不気味だ。
たが、雪乃が雪うさぎとそっくるすぎるから悪い。
「もぉ!幸君いつまで笑ってるのよ!
あ、下についちゃった…
すみません、もう一周乗ります」
かしこまりました~と明るい店員さんの声が聞こえた
「もう、笑わないで!」
これ以上笑っとると殺されそうなので深呼吸をして笑いを止める
「幸君、大事な…話があるの……」
珍しく…というか、初めてみるような暗い表情の雪乃…
「雪乃?どうした?」