俺の言うことには?
エレベーターに乗り5階についた。
予めコウの父の手配で家具などが一通りは揃えられている。
配置などをしたのはコウの父の執事たち。
鍵はその執事から預かっている。
「507……507……ここか」
鍵を渡される時に聞いた部屋番号を見つけ出したレイ。
「1部屋1部屋の間隔広くね」
「そうだね。日本の高級マンションの上から二階下がったとこぐらい?」
「この前行ったとこ最上階ワンフロア1部屋だったもんな。そんなもんか」
と会話しながらレイが鍵を開け、扉を開ける。
さっと扉の廊下側の後ろに回り、コウを促すレイ。