黒王子と白王子に愛されちゃって!?
「って…。おばさんっこいつまじ凶暴!殴りかかってきやがった」


光が赤くなった頬をさすりながら、キッチンからでてきたお母さんに言う。


「あらあら。あの子ったら。ごめんなさいね」


お母さんは炊きたてのご飯と目玉焼きを三人ぶん、テーブルにおいて、またキッチンに戻っていった。


「ほんとだよ。危ないよね」


「春、お前は避けたじゃねえか」


光の言葉にうんうんと相槌をうつ春に、光がすかさずつっこんだ。
< 2 / 7 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop