青春謳歌

普段はおちゃらけているが、いざとなったら頼りになる。　　


それに、彼女の事を一番に考えている架李は男から見てもカッコいいと思う。




「お前のこと･･･見直した。」

「お！惚れるなよ？」

「誰が、惚れるか･･･。」

「ま、俺には愛しの友華がいるからなぁ♪
和輝も早く陽菜ちゃんに告白しろよ？」




告白･･･。


陽菜のことは好きだ。



でも、この気持ちが恋といわれる感情なのかいまいち理解ができていない。


自分のことは自分が一番分かっていると思っていたはずだったが違ったみたいだな･･･。




「もしかして、お前･･･まだ陽菜ちゃんへの思いに気づいていねぇのか？」




俺が中々返事をしなかったからか架李が首を傾げている。




「どうなんだろうな･･･。自分の気持ちがいまいちよく分からなくなってるんだ。
陽菜のことは好きだ。それは、迷わずに言える。
でも、それが恋かどうかと聞かれれば俺は答えに詰まる･･･。」




俺の答えに和輝は呆れたような顔をしていた。