青春謳歌
写真の価値
和輝Side
今日は文化祭だ。
この学校は一般公開を前面的に出す学校だから周りには知らない奴ばかりがいる。
これじゃ、陽菜を探し出すのは至難の業だな・・・。
そう思いながら、陽菜のクラスに向かう。
架李に言われたからじゃないが、今日は陽菜と一緒に文化祭を回りたくて陽菜の教室まで来た。
急に教室まで来て迷惑じゃないだろうか・・・?
もしかしたら、もう別の奴と回る約束をしているんじゃないだろうか?
さっきからそんなことばかりを考えている。
でも、その考えも陽菜のいる教室まで来ると消えた。
「あれ、春原先輩。どうしたんですか?」
俺の姿を見て中から出てきたのは架李の彼女。
そして、陽菜の親友の平井友華だった。