青春謳歌




触れたところが熱くなって先輩の顔がゆっくりと近づいてきた。


ほ、本当にキスしちゃうの!?


私は近づく先輩の顔に思わず目を瞑った。


あと、数センチ・・・。




「陽菜、何してるの?」




突如、声が聞こえて私はビックリした。


顔を上げてみると友華がいて私は顔を真っ赤にした。




「あれ、和輝もいんじゃん。二人して何してたんだよ~?」




ニヤニヤと笑いながら話す霧島先輩に余計に顔を赤くした。


私と和輝先輩は慌てて机の下から出た。




「架李。その顔、止めろ・・・。」

「な、何もしてないです・・・///」




目の前の友華と霧島先輩の顔を見ると先ほどの会話を思い出してしまう。


わ、私・・・イヤらしいかも///

でも、こんな所でキスする友華達も悪いと思うし・・・。


なんて思いながら見ていると、友華はニヤニヤ笑いながら私に抱きついてきた。





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