青春謳歌
「いや、特に何もされていないが…。
でも、その言い方だと俺が襲われたように聞こえる。」
「すみません。で、でも…何かしてしまったら私、謝罪の作文を何枚でも書きますから!
あ、でも私からの謝罪文なんていりませんよね。
紙が無駄になるだけですし…。
じゃあ、私はどうしたらいいんでしょうか⁉︎」
「とりあえず落ち着いた方がいい。
別に謝罪文を書かなくていい。
何も綾部はしていないし、むしろ俺が綾部にしてしまったような気がするからな…。」
パニックになってネガティブワールドを作り出そうとしていた私を先輩が止めた。
とりあえず何とか落ち着こうと深呼吸をする。
そしてなぜかよくわからない発言を先輩がしたことに気づく。