青春謳歌




「私、当たって砕けてくる!!」




春に友華に言われた言葉を言うと友華はプッと笑った。




「それ、私の台詞だよ!」

「だって、言いたくなったんだもん。」

「陽菜ってたまに意地悪だよね。」

「友華程じゃないよ。」




お互いがしばらく言い合うとクスクスと笑った。


友華はとても良い女の人になると思う。


私も負けずに頑張ろう!




「陽菜たちを見てたら、私も架李とラブラブしたくなってきた♪」

「ラブラブ?」




何処が?と言おうとしたら友華はニヤニヤしながら笑ってきた。


う、友華の意地悪なときの顔だよ・・・。




「だって、文化祭の時のキスとか・・・ね?」




可愛く首を傾げて言う友華に私は顔を赤くした。


やっぱり、友華・・・見ていたんだ!!




「ち、違う!キスなんてしてない!!」




私の大きな声が教室に響く。




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