青春謳歌
皆の視線が私に集中する。
うわぁ・・・は、恥ずかしい///
いつかのような光景と重なって私は顔を隠す。
「1年前、みたいだね。」
「い、言わないで・・・///」
「はいはい♪」
ニコニコと笑う友華に私は身が小さくなった。
すると、私達の所に1つの影が見えた。
「陽菜、今・・・いいかな?」
目を向けるとそこには蒼君がいて私はビックリした。
「あんた、今更何の用よ!?」
友華はいきなり現れた蒼君に怒っている。
確かに、蒼君が私より先に言ってしまったことは今でも少し気がかりだった。
私が最初に言ってハッキリと振られたかったのに・・・とか、よく思っていた。
でも、それは蒼君のせいじゃなくて逃げ出した自分のせいだから・・・。
「友華、いいよ・・・。蒼君、何の用かな?」
なるべく笑顔で話しかけると蒼君は酷く傷ついた顔をしていた。