青春謳歌
「・・・・・・私、先輩に言わなくちゃいけないことがあります。」
真剣な陽菜の声に撫でていた手を止める。
「私、先輩のことがs「その先は俺が言う。」・・・・・・。」
陽菜の言葉を止めて俺は陽菜を見た。
俺を写す陽菜の目に俺はドキッとした。
「・・・・・・陽菜の事が好きだ。」
俺の言葉が二人しかいない教室に響く。
やけに大きく聞こえる自分の声。
告白なんて初めてしたから、どうすればいいかも分からない。
口下手な自分の精一杯の言葉。
それを、陽菜はどう受け止めてくれたんだろうか・・・?
「嘘です。」
陽菜の言葉で俺はハッとして陽菜を見ると陽菜は泣いていた。