青春謳歌
愛し愛されて
陽菜Side
和輝先輩が私のことを好きだと言ってくれた。
最初は嘘だと思った。
だって、先輩は私のことを妹だと思っていたから・・・。
きっと先輩の思いと私の思いは違う。
そう思っていた・・・。
でも、先輩が私を女の人として好きだと言ってくれた時・・・本当に嬉しかった。
その後の先輩は先輩らしからぬ甘い発言と笑顔で私は早々に骨抜きになってしまったけど・・・・・・。
「陽菜、今日帰りに遊びに行こうよ!」
私は友華の言葉で意識を戻して友華を見た。
「今日の帰りはちょっと・・・・・・。」
私が苦笑しながら言うと友華はニヤニヤした顔で私を見てきた。