青春謳歌




「架李は俺と同じ大学だ。」

「そうだったんですか!?」

「あぁ、ちなみに笹田も一緒だ。」

「部長も・・・。」




先輩の大学生活、4年間は濃いものになるだろうと思った。


霧島先輩と部長がいたら静かには過ごせないかもしれない・・・。




「でも、学部は違う。
架李は建築士になるために造型コース、笹田は保育士になると言ってヒューマンケアコースに進んだ。」

「そ、そうですか・・・。」




初めて聞いた話にビックリした。


だって、霧島先輩が建築士になりたかったとか部長が保育士になりたいなんて知らなかったから。




「架李のことはもういいだろう。」

「あ、はい・・・。」

「少しは俺のことにも気にかけてくれないか・・・。」




少し照れたように言う先輩に胸がキュンッとなった。


か、可愛い・・・///




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