青春謳歌
「で…陽菜が好きになった相手は?」
「……ば、バスケ部の春原和輝先輩///」
真っ赤になりながら言う私に友華の目はキラキラしている。
「おお!あの硬派で有名な春原先輩かぁ〜‼︎」
「ちょっ、そんな大きな声で言わないで‼︎」
教室内での皆の視線を感じる。
うわぁ…すっごく恥ずかしいよ///
「ごめんごめん。でも意外だったなぁ…」
「何が?」
「あぁ…だってさ、陽菜って純情だしおまけに鈍感だから好きな子ができるとはちょっと思ってなかったんだよねぇ〜。」
何故かしみじみと友華は話している。
しかも『お母さん嬉しいよ!』と意味のわからないことまで言っている。