青春謳歌
お礼は大事
〜次の日〜
「準備は大丈夫!…だよね?」
不安を抱えながらも部活が終わってバスケ部の部室の前に来ている。
もちろん昨日のお礼をしに春原和輝先輩を探しにきている。
ちなみにお礼は私の手作りクッキーなんだけど…。
いきなり手作りなんて重過ぎるかもしれない…。
でも、渡したい気持ちが大きくて勇気を出してここまで来た。
だけどドアを開ける勇気はなくて開けることができない始末。
そんな時…。
「どうかしたのか?綾部…。」
後ろから声をかけられて振り返ってみると…。
「先輩!どうしてそこにいるんですか⁉︎」
お目当ての先輩がいた。