青春謳歌




「もっといろいろあるでしょ!部活でも隣のコートでやってるんだし‼︎」

「でも、接点も何もないし…。」





友華の言う隣のコートとは、私が入っているバレー部と春原先輩が入っているバスケ部は体育館を半分ずつに分けて練習している。


だから、バレー部とバスケ部は何かと交流が深い…のだが、特に何も進展もしない。





「でも、早く春原先輩をものにしないと誰かに捕まっちゃうよ?」

「えっ⁉︎」

「同じ空間で練習してるのなら知ってるでしょ?
結構、春原先輩人気あるんだよ?」





友華に諭すように言われる。


確かに、先輩は人気がある。

バレンタインにはいつも大量のチョコレートをもらっているし、男に興味がない友華も知っているくらいだ。


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