青春謳歌
「これなんてどうよ。陽菜にぴったりでしょ。」
自信満々に見せてきたものは赤色に装飾された小さい雛菊の花がついた簪だった。
「えっと・・・・・・これも買うの?」
「もちろん!!あのね・・・陽菜、女の子は上から下までおしゃれに気を使わなきゃいけないんだよ!!」
先ほど同様、力説する友華に若干ついていけなくなりもう流れに任せることにした。
そして、しばらくして・・・・・・。
「いやぁ・・・買ったねぇ!」
「う、うん・・・。(買いすぎだと思うけど・・・・・・。)」
二人して両手いっぱいの買い物袋を下げて歩いている。