青春謳歌
花火大会
陽菜Side
やってきてしまった。
花火大会当日。
当然、周りにはたくさんの人で溢れかえっていた。
頑張って、集合場所に集まる。
そこには、すでにバスケ部とバレー部の大半が集まっていた。
「陽菜~!良かった、来れたね!!」
我がバレー部の部長が抱きついてくる。
部長・・・夏だから、抱きつくのは止めてほしいです。
「えっと・・・遅れてごめんなさい。」
「大丈夫、大丈夫!!
それより・・・・・・ほら。」
部長が小さい動作である人に指を指している。
「いるよ、陽菜の好きな奴!」
部長が指した指の先には、私の好きな和輝先輩がいた。
先輩は普段の制服とは違う浴衣を着てきて妙に大人に見えてドキドキした。