青春謳歌




「・・・そうか。」

「はい!あ、あの・・・ところで和輝先輩は今日・・・・・・。」

「今日・・・なんだ?」

「え、えっとその・・・・・・。」




馬鹿だ。

私・・・。


ただ、誰とお祭りの出店を周るのか聞けばいいだけなのに!


たったそれだけのことなのに聞けないなんて・・・・・・。



自分で自分が嫌になる。


そう自己嫌悪に駆られていると後ろからいきなり抱きしめられた。




「ひゃっ!?」

「羨ましいな。お二人さん。」

「こ、この声・・・ぶ、部長!?」




抱きしめた人物はさっきまで私と話していた部長だった。




< 65 / 172 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop