青春謳歌
手を引いて
和輝Side
陽菜をすぐに見つけることは出来なかった。
陽菜の身長からするとすぐに見つけることは少し困難なことでもあった。
だけど、女子バレーの部長の笹田が陽菜の名前を呼んだ瞬間に見つけることができた。
陽菜を見たとき・・・いろいろと危うかった。
何がと聞かれれば答えることは難しいが・・・一つ言えるのは可愛かったことだけだ。
そんな陽菜も俺の姿を見てカッコいいと言ってくれた。
その一言で俺は理性が崩壊しそうだったのを覚えている。
陽菜にどうして祭りに参加したのかと聞かれたときもあせった。
まさか、陽菜が来ると聞いたから参加した・・・なんて言うわけにはいかない。
陽菜も俺に会えたからよかったとか言うから心の中でそれは俺も同じだと思いながら話していた。
前までは話すこともなかったのに今では、一緒に祭りを周っているのだから驚きだ。