青春謳歌




「意味が分かりませんよね。
簡単に言うと、林檎飴とか苺飴、葡萄飴、蜜柑飴・・・。
林檎に限らずにどんな果物にも飴がけしてあれば私は好きなんです。」




嬉しそうに笑う陽菜の姿を見て妙に心臓が早くなった。


なんだ・・・。

今の・・・・・・。




「陽菜は飴が好きなんだな。」

「はい!ちなみにオススメは苺飴です。」

「そうか・・・。ここには無いみたいだから今度見つけたら買う。」

「本当ですか!?嬉しいです。」




俺の一言にいちいち反応してくれるから俺も嬉しくてついしゃべってしまう。




「次はどこだ?」

「うーん・・・私はもういいので和輝先輩が行きたい所でいいですよ。」

「俺が行きたい所・・・か。」

「何かありませんか?」




何かあるか・・・といわれればある。


だが、陽菜は俺がそれを買うのを見て引かないだろうか?





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