Who is it?
曽祖母の葬式が終えた日。
私は生まれて初めて誰かの死に関わり、"死"の意味がまだわかっていなかった。
曽祖母の家は部屋も庭も広くて、私は真っ黒なワンピースを着たまま畳をバタバタと走り回っていた。
チラチラ目に入る曽祖母の写真の辺りを。
その時、
ふわぁ…
部屋全体が暖かなオレンジ色の光に包まれていて…
すこしキラキラしていて…
不思議な気持ちになりながら私は1人で遊んでいたんだ。