ダメな私を愛してくれて
「ふーん。じゃあ稟のじゃないならだれの?なんで凜が持ってんの?」
「えっと…それはその…」
そうだよ。なんで私のじゃないのに私が持ってんの?見ず知らずのこの日記なのに…
「あのー…私もわからないんです。確かにこの日記…いやノートはここに置いてあったんです。けどついつい読んでしまって…でも私のじゃありませんでした。一体誰のなんですかね?」
「そっか…じゃあ俺も少し読んでみていいかな?」
私のじゃないし拒否権とかないし…しょうがないよね…
「はい。どうぞ。」