マサハルさん
「ああ!」


マサハルさんはそのシーンを見ながら、専門家のように外国人選手の欠点をハナに話している。

ハナは、「うん、うん」と頷きながら、ディズニーの塗り絵をしていた。


「アキラ?」

「ん?」

「誰と会ってたんだ?」

「コンビニ行ってただけだよ」

「そうか……」

「うん」


笑うと、ガリガリ君のパッケージに描かれた、キャラクターにそっくりの外国人選手を見ながら、僕は神崎さんのことを考えていた。
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