マサハルさん


『アキラ、シャンプーの時、シャンプーハットのわっかの部分を忘れずに洗ってやってね』


「ハ、ハナは、だ、だいじょうぶ、なのか!?」


マサハルさんは、玄関を開けるなり、そう叫んだ。

ハナは疲れたのか、今日は早めに寝ている。

僕が人差し指を唇に当てると、静かに扉を閉めて入ってきた。

 
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