モントリヒト城の吸血鬼② 〜望まれざる来訪者〜

「…懐かしい味だわ。
おじさんの味
そのまんまね。
これなら、
おじさんたちに
自慢したがるの、
わかるわ。」

朔夜と凍夜も雑談を
交わしながら度々
口に運んでいる
ところをみると、
二人の口にも
合うのだろう。

みんなの様子に、
自慢の友達の料理が
好評であることを
確信して、沙羅は
嬉しさでにっこりと
笑った。

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