君へ…
時間が過ぎ、時計を見るともう6時。

部活も終わり、サキと帰る事になった。


「サキ~、聞いてくれる??」


「うん。何々!?」


「私、好きな人できたんだたぁ!!」


「うわぁー本当!良かったね!誰なの?」


そう、サキにはまだ言ってなかった。


好きな人を遊びで作ってた私にとって、今回の恋だってどうせ遊び。

そう思っていた。


「えっとねー、同じクラスの中村くん…。」


「うそっ!あの中村 和也?!」


「ちょっサキ声おっきぃ!」


「あっゴメン。中村くんかぁーまぁ、運動できるし頭もいいし、いんじゃない?」


「うん、ありがとう!!サキ私、頑張るね。」


「うんっ頑張れ!」


私はサキの頑張れの一言で頑張る勇気がでた。


「よしっ頑張ろっ!」


私は小さな声で呟いた。


「じゃあね~!」

「サキ私、頑張るからっ!」

「うんっ頑張って両思いになってね。」


私達は手を何回も振り別れていった。


サキは優しくて世界一大好きな親友。

怖いくらいにね…


これからひかるに降り注ぐ試練が、サキに関係するなんて思いもしなかった―――
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