【完】泣き顔スマイル
第十章* 泣き顔スマイル





次の日、お母さんが私の顔を見て吃驚仰天していた。


何か言いたそうなのを無視し
黙ってパンに齧り付く。


「も、モモ今日の
お出かけどこ行こっか」

「あー、ごめん…。
私お留守番してる」

「えっ。一人で?
せっかくだし外出ようよ」

「今日は家から出たくない気分なの」

「モモ、修ちゃんと何かあ…「帰りにケンタッキー買ってきてね。今何かがっつりしたもの食べたいの」


食欲だけはあることを知ったお母さんは放っておこうと決めたのか「分かった」と言うとそれ以上詮索しないでくれた。




< 115 / 143 >

この作品をシェア

pagetop