【完】泣き顔スマイル






なんだか取り残されているように感じちゃって、焦るし不安になるし怖いし


だけども、足遅いからみんなについていけないしで。



泣いて訴えることでしか

みんなを呼び止められなかった。



だけどもあの時修ちゃんは


嫌な顔一つせず泣き続ける
あたしの耳元に唇を持って行って



「じゃあ今度いっしょに特訓しよ」

「っほんとぉ…ッ?」



特に表情を変えずに言った。


あの当時から

修ちゃんは修ちゃんだったね。



< 6 / 143 >

この作品をシェア

pagetop