Dear.My Heart
「佳代干乾びとる…ってお前は河童か!…あはははは。」




柚菜は自分でツっこんで苦笑いをした。
最近大阪弁にハマり、一生懸命練習をしている。



関東住みの2人にとっては、知り合いに関西出身がいない限り無理がある。
そんなことも考えず、ひたすら片言を喋るだけだった。






「なんか微妙やな、」



佳代は起き上がり、ポーチを開けた。
何かを探しているようだ。

そして見つけたかと思うと、柚菜にその物を投げ渡した。


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