Dear.My Heart
「柚菜っ…」



部屋に戻ると、佳代が駆けつけてきた。
心配そうに柚菜を覗っている。








柚菜は部屋を出て、佳代と一緒に談話室へ向かった。




噂はもう広がっていた。
廊下を通る度に女子からの目線が痛い。








しかし佳代は、そんなことを気にしなかった。


もともと彼女は周囲にとらわれない性格だ。
個性的で友達もそう多くはない。
数少なく、仲深いという感じ。

そんな彼女を嫌う人もいた。




< 122 / 178 >

この作品をシェア

pagetop