Dear.My Heart
柚菜は上手くキャッチし、手を広げた。
そこには洗顔フォームがあった。
何かいいものをくれるのか、と思っていた柚菜はガッカリした。




「なんだ…」
「なんだとは失礼だなっ」


佳代が水道に近づいてきた。
そして蛇口を弱めた。


「この無駄使いめ!」





柚菜は手に滴った水をかけた。

「温暖化防止だし!」


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