Dear.My Heart
「おじゃましまーす」

ぞろぞろと入っていく4人…
柚菜は玄関の鍵を閉めると、急いでリビングへ戻った。


「結構広いね〜」


部屋を観察し始めるみんな。

佳代は何回も来たことがあるので、自分の家のように寛ぎはじめた。
続いて柚菜も座った。





「適当に座っちゃって」

柚菜は差し入れを取り出し、テーブルの上に置いた。

箱にはケーキ屋の名前が書いてあった。
それをじっと見る柚菜と佳代…




「ここ、めっちゃ美味しいとこじゃん!高いのに悪いよ、なんか…」


柚菜はおどおどし始めた。
< 169 / 178 >

この作品をシェア

pagetop