Dear.My Heart
「名前…、何?」


中崎先輩は見た目と違ってクールだった。
杉田先輩とはなんか雰囲気が違う。



男と関わるのがあまり好きではない柚菜だったが、中崎先輩とは気が合いそうだと思った。




「春野柚菜です…」

「柚菜か。俺は…中崎稔、名前でいいから」




そう言うと中崎は笑顔を見せた。
柚菜は以外な笑顔に、つい見とれていた。


この時から恋の芽は動き始めた…
まだ何も知らない、純粋な柚菜の心に。



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