Dear.My Heart
忘れられない合宿・中編
外に出ると、カラフルな光景が広がっていた。
赤、青、黄色、緑、紫、白…
縦割りで決められるハチマキの色だ。
柚菜は配られた赤いハチマキを巻き、佳代と一緒にグラウンドへ走った。
今日は雲が太陽を隠している。
時々現れる眩い光に、みんなは希望を胸にした。
しかしその希望は託すこともなく、また隠れていった。
「やっと来た~」
眠そうに目を擦りながら梨央が言った。
眠くなるのは無理もない。
昨日はあまり寝ていないのだから。
赤、青、黄色、緑、紫、白…
縦割りで決められるハチマキの色だ。
柚菜は配られた赤いハチマキを巻き、佳代と一緒にグラウンドへ走った。
今日は雲が太陽を隠している。
時々現れる眩い光に、みんなは希望を胸にした。
しかしその希望は託すこともなく、また隠れていった。
「やっと来た~」
眠そうに目を擦りながら梨央が言った。
眠くなるのは無理もない。
昨日はあまり寝ていないのだから。