光
待ち合わせ場所で、川崎は若い男に絡まれていた。
「こいつ俺のなんで」
咄嗟に出た言葉。
川崎がどう思ってるか気になって、公園に着いてもしゃべりにくい。
やっと会話を始めて、自分から出してしまった清水の名前。
悔しくて、情けなくなって。
「俺ももっと知りたいんだけど。川崎のこと」
「…え?」
「俺、川崎のことマジで好きなんだけど」
ついに伝えた気持ち。
「ずっとすきだったんだよ…」
泣きながら答える川崎。
そして今日も隣には川崎。