甘い時間は生徒会室で。*番外編*
「な、何っ!?」
ちょっぴり恐怖を感じて、身体が後ろに反る。
「きゃっ」
その瞬間に璃斗の方へ引き寄せられる。
「俺は結愛ちゃんが、足りないんだけど?」
そっと私の耳元で囁かれる甘い声。
「ひゃっ」
クスクスと笑い出す璃斗。
もーっ。
「お前らまたやってんのかよ…………」
隣で仕事をする呆れ顔の神崎先輩。
「い、いやっ、これは璃斗が………………」
「ノロケじゃねーか…………くくっ」
ノ、ノロケっ!?
そんなつもりじゃ………………
「結愛ちゃん、違いますって顔してるけど…………それは完璧にノロケだよ?」
「あ、茜先輩までっ!」