大切な人
ガラッ
案の定、教室は誰もいなくて、
いつもより教室が広く感じられた…………
「はぁ……」
ペンケースからシャーペンと消しゴムを取り出して日誌を書き始めた。
「………えっと、3限目は体育だから……」
ガラッ
「えっ?」
教室に入ってきたのは………
「神崎君……」
「吉澤さん……」
なんて言えばいいかわからなくて、俯いて黙っていた。
「……日誌?」
そう言ってあたしの前の席に向かい合わせになるように座る神崎君。
「そうなの、日直だってこと忘れちゃってて……あはは…」
「そっか……手伝おうか?」
にこっと微笑みながら言う神崎君。
「ありがと…でも大丈夫だよ」
「そっか……頑張ってね」
しばらく沈黙が流れて、シャーペンの音だけが響く。
案の定、教室は誰もいなくて、
いつもより教室が広く感じられた…………
「はぁ……」
ペンケースからシャーペンと消しゴムを取り出して日誌を書き始めた。
「………えっと、3限目は体育だから……」
ガラッ
「えっ?」
教室に入ってきたのは………
「神崎君……」
「吉澤さん……」
なんて言えばいいかわからなくて、俯いて黙っていた。
「……日誌?」
そう言ってあたしの前の席に向かい合わせになるように座る神崎君。
「そうなの、日直だってこと忘れちゃってて……あはは…」
「そっか……手伝おうか?」
にこっと微笑みながら言う神崎君。
「ありがと…でも大丈夫だよ」
「そっか……頑張ってね」
しばらく沈黙が流れて、シャーペンの音だけが響く。