太陽色の僕ら ~貴方のぬくもり~
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「ごちそうさま!」
早急に作り上げた飯を二人とも平らげた。
「そう言えば
お前、ここに住むんなら叔母さん家から
荷物持って来なきゃいけないんじゃねーの?」
「うん…、明日行く。」
彩夏の表情が暗くなった。
「…大丈夫か?
なんなら俺も行くぞ」
「べつに一人で良いし。
心配しすぎ。」
心配しすぎも何も、昨日あんな顔で泣かれれば
嫌でも気になる。
ほら、
今だって泣きそうになってるじゃねえか。