太陽色の僕ら ~貴方のぬくもり~
***

コンビニの店内に入ると彩夏は不自然にキョロ

キョロと周りを見渡していた。



「ほら、好きなのもの持って来い。

1つだぞ、1つ!!」


大人と言っても俺はまだ24だ。

何でも買ってやるほど金はない。


俺はそう彩夏に言い放つと


あいつは元々買うつもりだったかのように


レジ横の肉まん売り場を見て目を輝かせた。


「何だよお前、折角連れてきてやったのに

肉まん欲しいのかよ。スイーツはどうした。」


肉まんを見つめる彩夏の隣に立ちながら言い。



「-っ別に良いだろ!肉まん食べたことないん

だよっ」


その彩夏の言葉を聞いて


俺は少しびっくりしたような顔を


浮かべてしまった。












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