太陽色の僕ら ~貴方のぬくもり~
***

俺達は歩きながら肉まんを食べていた。


「どうだ。うまいか?」

旨そうに肉まんを頬張る彩夏に

俺は笑って聞いた。


「まっ不味い!」

「素直になれよっ、

肉まん作った人に失礼だろ!」


「不味いもんは不味いだよ!」


こいつはどこまで意地っ張りなんだか。


そう言った瞬間にまたニコニコしながら食べる


彩夏は説得力の欠片すらない。


そんな彩夏を見ると自然と顔が不思議なくらい緩んだ。













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